産後うつは障害年金の対象?
産後うつとは、抑うつ気分、意欲・興味・精神活動の低下、焦燥(しょうそう)、
食欲低下、不眠、持続する悲しみ・不安など一般的なうつ病にみられる症状を
はじめ、赤ちゃんが可愛くない、育児や家事をしたくない(やろうとしても何から
始めたらよいかわからなくなる)、赤ちゃんを傷つけてしまいそう(または、
傷つけてしまいそうな自分が怖い)等、産後の女性特有の症状がある精神障害です。
女性が、生涯で1度はうつ病にかかるリスクは約20%と言われ、これは男性の2倍の
りすくだと言われています。
また2016年の東京23区内での調査によると、出産後1年未満で自殺した女性は
過去10年で40人に上り、もっとも多かった原因は「産後うつ」だったそうです。
社会生活をはじめ日常生活もままならない他、シングルマザー等の母子家庭では
経済的不安や家計に直結してしまうため、障害年金をもらえないかと考える方も
いるようです。
そこで、産後うつは障害年金の対象になるかどうかという問題なのですが、結論から
言えば、産後うつはその程度によって障害年金がもらえます。
産後うつは見逃されがち
産後うつは、マタニティブルーや、産後の疲れだと見逃されがちになる傾向に
あります、また、抑うつ気分や、不眠、育児や家事をしたくない、等の症状が
あっても、新しい命を預かったという責任感から、それらの症状を「甘え」だと
思われたくない一心で、誰にも相談できないようなケースもあります。
これらが原因で、産後うつの発見が遅れ、重症化してしまうケースもあります。
産後うつには家族や身の回り、行政のサポートが必要になると思いますが、
少なくとも、経済的不安を解消できる障害年金も、産後うつから抜け出す
手段として考えてみるのも有りだと思います。
障害年金をもらうのは保険料払ってきた人が持つ正当な権利です。
その点においては民間の生命保険や入院保険とかわりません。
入院や死亡した場合に保険金が受け取れるのと同じなのです。
産後うつで障害年金がもらえるケースと障害年金の額
産後うつを患った場合、実際どの程度の症状なら、障害年金の認定が受けられるのか?
又は、実際に障害年金がもらえるとなったらいくら位の金額の障害年金を受給でくるのか?
非常に気になる所だと思います。
そこで、以下を参考にしてみてください。
■うつ病でどのくらいの障害年金がもらえる?
■うつ病で障害年金がもらえるケースの紹介