ASD自閉症スペクトラム障害とADHD注意欠陥多動性障害の鑑別に期待

ASD自閉症スペクトラム障害やADHD注意欠陥多動性障害には特有の
リスク遺伝子が存在していることが知られています。

このような各種の発達障害に特有のリスク遺伝子に着目し、
ASD自閉症スペクトラム障害やADHD注意欠陥多動性障害を鑑別する遺伝子検査が、
発達障害専門外来（九州ベテルクリニック福岡発達障害専門外来/才能外来）で
本格的に導入されます。

今後の発達障害の治療への期待も非常に高いように感じます。

はっきりとしないASD自閉症スペクトラムとADHD注意欠陥多動性障害

ASD自閉症スペクトラムとADHD注意欠陥多動性障害とでは似たような症状
があり、識別をするのが非常に困難なことがあり、最終的には医師による
主観によって診断結果がでるという側面があります。

こうしたケースにおいても、ASD自閉症スペクトラムやADHD注意欠陥多動性障害
といったそれぞれの発達障害に特有のリスク遺伝子に着目した鑑別遺伝子検査が
可能だということです。

発達障害の鑑別遺伝子検査によって鑑別した発達障害症例を公表

（九州ベテルクリニック福岡発達障害専門外来/才能外来）では今後、
この遺伝子検査によって鑑別した発達障害症例を公表していく予定で、

既に、精神科と心療内科を２件行ってみたもののADHDもアスペルガー症候群
とも診断されなかったが、遺伝子検査によりADHDのリスク遺伝子及び、
ASDのリスク遺伝子の存在を確認したケースを公表しています。

また上記の遺伝子検査により、「むずむず足症候群」のリスク遺伝子、
ASDのリスク遺伝子の他に、人の顔を認識し記憶しづらいという認知の偏りを示唆する
リスク遺伝子の存在も確認されたようです。

さらに、発達障害とは関係ないが、前立腺肥大・前立腺癌・前立腺の炎症傾向のリスク遺伝子
も確認されたため発達障害に加えて内科的治療・神経科的治療・泌尿器科的治療を立体的に
組み立てることができたため、治療は劇的に進展したようです。

このように診断が困難を極める症例でも遺伝子検査は強力なツールとなり、
今後の発達障害の治療に期待が高い。