うつ病

うつ病の診断はPEA検査による血液検査へ

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うつ病

うつ病患者への誤解

うつ病は他の傷病とは違い、目に見える外傷や症状がほとんどないため
いまだ誤解の多い病気でもあります。
知識豊富な熟練の医師が行なうとはいえ、うつ病の診断は基本的に問診により
診断結果が下されます。
未だ、「うつ病は甘えだ!」という人々も多々いるようですが、結局のところ
彼らの意見を助長するのは他のケガや病気のように目で見て分かる症状がないから
だと思われます。

またこのサイトでも度々言っていますが、うつ病をはじめとする精神疾患での
障害年金の受給の難しさもこの「目で見て分かる症状がない」というのが原因の
一端となります。

しかし、新たなうつ病診断の方法が誕生しようとしています。血液検査によって、
血中の「PEA」という物質の濃度からうつ病の客観的な診断をする方法です。
研究を進める川村総合診療院の川村則行理事長(医学博士)です。

 

うつ病の診断はPEA検査による血液検査とは

川村さんが取り組んでいるのが、血中の「PEA(リン酸、エタノール、
アミンが結合した分子)」という物質の濃度からうつ病を診断する方法。
臨床研究では、健常者以外に、症状の程度で14種類に分類されたうつ病患者の
血液を採取。
実際にPEAの濃度を調べたところ、うつ病に罹患している患者のPEA濃度は
明らかに低く、9割以上の精度で「うつ病」と診断できるとのことです。

最も大きなハードルは、血液検査にかかる費用。今回の実験で使われた精密な
質量分析計を利用すると、どうしても高額になってしまうんですって。そのため、
何とか安価な方法を実現できないかと模索している川村さん。医療保険の適用範囲内
になることも目指しているそうですよ。

 

今後のうつ病の治療にも期待

現在のうつ病の診断、治療は、基本的に医師の「問診」で行われるため医師の経験や勘に
頼らざるを得ない部分があるのは事実です。

例えば、これまでの問診では、「抑うつの気分はありますか?」と患者に問診しても、
「抑うつ」の状態の解釈が医師側と患者側で違えば、明らかにうつの症状があっても、
患者からは、「ありません」という回答が返ってくることになります。
こうした所に問診で診断する難しさがるように思えます。

しかし、血液検査による客観的数値をはかり知ることができればより的確な治療方針を打ち出せ
ることになります。
いち早く実用化されることが望まれます。

引用サイト:https://www.gizmodo.jp/2017/05/mugendai-ibm-pea-utsu.html

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