産後うつによる、虐待やネグレクト
産後うつは、意欲・興味・精神活動の低下、焦燥(しょうそう)、
食欲低下、不眠、持続する悲しみ・不安など一般的なうつ病にみられる症状等、
一般的なうつ病の症状をはじめ、赤ちゃんが可愛くない、育児や家事をしたくない等、
最悪のケースとしてはネグレクトや虐待にもつながる恐れもあり、
産後うつになる前兆や、早期発見がとても大切な病です。
そんな中、福井大学の友田明美教授の研究チームが子育て中の母親が産後うつになる前の
徴候を早期に発見する方法を開発したと、発表しました。
産後うつになる前に早期発見する方法
福井大学の研究チームは0歳から6歳の子どもを育てる母親30人を対象に
気分の落ち込みと脳の活動の関係を調べました。
その結果、気分が落ち込んだ状態にある母親は相手の気持ちを推測する能力に
関連する脳の部位の働きが低下することが分かったということです。この部位の活動を測定することで、育児によるストレスが深刻化する前兆を
把握できるということです。
子育て中の気分の落ち込みは子供への虐待などにつながる恐れもあり、
研究チームの友田明美教授は「本人や周りの人が目に見えない心の疲れを
知ることで、子育てが孤立化することを予防できる」としています。
産後うつは障害年金の対象です
以前にもこのこのサイトに産後うつでも障害年金はもらえます。という記事
を書きましたが、産後うつは、産後の疲れや、慣れない育児による疲れだと勘違い
されやすく、早期発見が非常に難しいのが特徴です。
これらが原因で、産後うつの発見が遅れ、重症化してしまうケースもあります。
少しでもうつ病だと疑いがあるならできるだけ早期に病院へかかることをお勧めします。
引用サイト:エキサイトニュース