障害年金ってどのくらいもらえるのか
障害年金の受給を考えるとき、いったい幾らくらいの年金が受給できるのか、
細かい金額はさておき、大体の基準ぐらいは知りたいかと思います。
その金額によっては、仕事を休み、うつ病等の治療に集中することもできますし、
なにより、仕事でのストレスがうつ病の原因であれば、仕事を休むことで、
より早い社会復帰もできるわけです。
そこで、今回はうつ病で障害年金2級であった場合にそのくらいの年金を
受給できるのか解説してみたいと思います。
国民年金の加入者の場合
国民年金とは個人事業主やフリーター、学生等が加入する年金制度です。
計算式に出てくる改定率というのは凄く簡単に言うと物価の変動に合わせるための
数字で毎年変わり、今年度は昨年よりも少し物価が安くなった事もあり 0.1%の
引下げられ0.998です。
子供の加算は年間22万4300円(1人あたり)で、3人目以降は年間7万4800円(1人あたり)と
なります。
仮に子供が一人いた場合、今年の 障害基礎年金の計算式は以下のようになります。
月額にすると8万円ちょっとという感じです。
子供の加算については当然子供がいなければ加算されることはありません。
厚生年金の加入者の場合
厚生年金とはサラリーマン等のお勤めの方が加入する年金制度です。
厚生年金の加入の場合障害基礎年金+障害厚生年金のダブルで受給することになります。
障害基礎年金については、先ほどの「国民年金の加入者の場合」と同じ計算式で計算します。
そして、障害厚生年金の特徴的な所としては、障害基礎年金とは違い3級まで
受給する事ができます。
また、障害基礎年金のように780900円をベースとして計算するのではなく、平均標準報酬額
をベースとして計算します。
簡単な話、高い給料をもらっているサラリーマンは、その分、高額の厚生年金を払っています
ので、もし、うつ病や統合失調症等を患い障害厚生年金を受給する場合もより高額の障害年金
を受給することが出来るということです。
いわば報酬比例の年金額なのです。
計算式もここでご紹介したいところなのですが、障害厚生年金の計算式は非常にややこしく、
複雑な計算式となります。
ここに計算式を書いても、年金にかんする基礎知識がないとさっぱり理解できないと
思われますので、今回はモデルケースを使って大体どのくらいの障害厚生年金を受給する
ことができるのかご紹介します。
※40歳、男性、年収は平均年年収くらいを想定、勤続年数20年、生計を維持している妻&子供が一人の場合
月額14万ちょっとという感じです。
重ねていいますが、あくまでも、おおよそであり、正確な金額ではないのでご了承ください。
障害年金の金額は年収や勤続年数、家族構成で変わります。
まとめ
いかがでしたでしょうか、障害年金の金額については、いろ障いろと個人の事情により
思うところがあると思いますが、少なくとも、経済的な問題を少しは緩和できるはずです。
もし、あなたが、うつ病等の精神疾患で悩み、障害年金を受給できる可能性があると
思われるのでしたら、是非、お近くの障害年金専門の社会保険労務士にご相談ください。