飲酒が認知症の主要な危険因子
アルコール依存症が酷くなると、飲酒が自分の意志でコントロールできなくなる症状や
幻覚や幻聴の症状が現れるなどがあり、日常生活もままならない状況になります。
そんな中、慢性的な飲酒は認知症の危険因子でもあるということが明らかになりました。
特に早期発症型の認知症の主要な危険因子であることが、公衆衛生に関する専門誌
「ランセット・パブリック・ヘルス(Lancet Public Health)」に発表された
研究論文で明らかになりました。
研究者らがフランスの早期発症型認知症の5万7000件以上の症例を
調査した結果、半分を優に超える数がアルコール関連、または
アルコール乱用の診断が追加されたものであることが判明した。
全体として、アルコール摂取障害は、あらゆる種類の認知症で
リスクが3倍高くなることに関連付けられた。
アルツハイマーその他の認知症は、65歳未満での発症は早期とされる。
大量飲酒はうつ病の危険因子でもある
これまでの研究でも、大量飲酒うつ病の危険因子としての関連性が確立されています。
具体的に言いますと、うつ病、不安障害、双極性感情障害、統合失調症等を併発している
ケースが多々あります。
また、うつ病、不安障害、双極性感情障害、統合失調症等がアルコール依存症を誘発する場合
も多くアルコールと精神疾患との関係は非常に闇の深い関係となっているようです。