誰しもうつ病患者に遭遇する!?
厚生労働省の調査によれば、うつ病の有病率は6.5%で15人に1人は
生涯のうちにうつ病にかかる可能性があるとしています。
しかもうつ病の患者は年々増加傾向にあり、双極性障害(躁うつ病)
統合失調症等の他の精神疾患を含めると、普通の社会生活をしている中で
遅かれ早かれ精神疾患を患う人に遭遇するのは統計的には明らかです。
しかしながら、うつ病をはじめとする精神疾患患者への対応の方法は
まったくと言っていいほど認知されておらず、遭遇してはじめて、自分の
無知さと無力さを知ることになります。
そこで、今回は、うつ病をはじめとする精神疾患患者への対応方法の
最初の一歩と言われている、主な処置を紹介します。
うつ病をはじめとする精神疾患患者への応急処置
・自殺、もしくは危害を加える危険性があるか判断する。
・頭ごなしに決めつけずに話を聞く。
・安心させるような言葉や情報を与える。
・専門的な適切な治療やケアを受けるよう促す。
・きちんと考えられた自助や周囲のサポートをするよう促す。
声をかけてあげることの大切さ
電車の中で、妊婦さんや老人を見たら席をゆずるのは当然のマナーです。
こんな事は誰しも知っている事です。
しかし、精神疾患を患う人に遭遇するのは統計的には明らかにもかかわらず
その心構えと準備はほとんどの人が出来ていないのが現実です。
うつ病をはじめとする精神疾患のサインは、自分ではなかなか気づきにくいものです。
気づいても、なかなか言い出しづらい、周囲に迷惑をかけられないという
理由で抱え込んでいる人も中にはいます。身近にいる上司・同僚である方がたには、
うつ病のサインに気づいたら、声をかけ、話を聴いてあげてください。
こうした対応が早期発見と早期の治療につながり、より早い社会復帰につながるのです。
引用サイト:https://www.lifehacker.jp/2016/03/160326mental_health_first.html